肥満と高血圧

肥満と高血圧

肥満と高血圧、なぜ肥満の方に高血圧の方が多いのでしょうか？

肥満＝高血圧と言うわけではありませんが、肥満の人は高血圧になる確率が2〜3倍肥満でない人より高くなります。

また、肥満の人が体重を落とす事によって血圧が下がったとの報告は非常に多くあり、体質によって違いますが、1�s肥満の人が体重を落とすと約2�oHg下がると言われています。

肥満の人に血圧が高い原因として、次の事が考えられます。

○体が大きくなり、循環血量が増えてきます。心臓から大量の血液を送り出さなければならなくなります。したがって大きな圧力が必要になってしまうのです。

○交換神経機能が通常よりたかまり、血管の収縮が起こり血圧が上がってしまう。

○インスリンに対しての抵抗性が高くなり、糖の代謝作用が正常に行われなくなって血圧が上がってしまいます。

肥満は、一般的に生活習慣病になる可能性が高まり、高脂血症 、高血圧、動脈硬化、糖尿病、がんなどになるリスクが高くなります。

体重が気になる方は、脂肪が燃えやすくなる、有酸素運動をする事をおすすめします。

ウォーキング、軽いジョギング、サイクリング、ゆっくり泳ぐ水泳などが有酸素運動ですので、自分の生活環境に合った長く続けられるものを選んで行ってください。